規制緩和後の車検制度の変更点

整備工場でエンジンルームの点検まちの自動車

自動車保険には、今日では、さまざまな保険料の割引制度がある。これは規制緩和によって保険会社の競争環境が整ってきたことの恩恵にほかならない。いまや、「自動車保険は比べて選べば必ず安くなる!」と言われるほどになった。さて、ここからが本題だが、規制緩和が消費者にとっても福音となっているのは、自動車保険だけではないのだ。

車の耐久性UPが車検制度を変えた

一昔前は車検と言えば資格を持った整備士が行う仕事だった。しかし今や整備士の免許無しでも車検を受けることが可能になっている。なぜだろうか?
それは、車の耐久性や信頼性が上がったからに他ならない。車検というシステムを立ち上げた当時は、2年毎の点検を受けなければ安全の確保もできなかっただろう。例えばブレーキは、使われているゴムや油脂類の耐久期間が短く、数年で完全に漏れてしまう。そのまま乗っていれば、突如ブレーキの油圧が抜けることもあったほどだ。点火時期も同じである。ポイントと呼ばれる機械的な点火時期調整装置の場合、すり減ると本来の性能が出ない。

エンジンの点検も事実上不要に

ところが今の車はまったく違う。ブレーキ系統に使われているゴムや油脂類の寿命もさることながら、もし一つの系統が壊れてしまっても、もう一つの系統はキチンと残るようになっているのだ。点火時期も現在はコンピュータ制御になっているので、何のメンテナンスも必要としない。点火プラグでさえ10万KmノーメンテナンスでOK。同様に、キャブレターの調整も不要。インパネにある赤や黄色のコーション(注意)マークが点灯せず、排気ガスの濃度計って規定値に収まっていればエンジンの点検は事実上行わなくて大丈夫だ。逆に考えると、大がかりな車検整備をする必要がなくなったのだ。

整備士の資格無しでも車検が受けられる

当然、「見直さなければならないだろう」という意見が出て、現在は車検システムそのものが大幅に簡素化された。しかも整備士の資格を持っていない人でも車検を受けられるようになっている。
そこで出てきたのが、整備工場よりはるかに安いユーザー車検代行業。ガソリンスタンドでも車検を代行してくれるようになった。これに驚いたのが既存の整備工場である。あまりに安いものだから、お客さんを奪われてしまう。これはマズイ、ということなのだろう。既存の整備工場もユーザー車検に負けず格安の車検システムを打ち出してきた。今や車検も様々なアプローチがあるのだ。となればインターネットの出番だ。

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