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なぜ生命保険に入るのか、と聞かれれば万一に備えて、と多くの方が答えるでしょう。もう少し具体的に考えてみると、みなさんそれぞれに人生の設計や、目標、夢を持っているでしょうが、一方で病気になったり、事故にあったり、家族が死亡したりという様々なリスクも存在します。そしてそのリスクにより経済的な損失を負ったために、目標や夢を断念してしまうということがないよう経済面からサポートしてくれるもの、それが生命保険です。
多くの人が同じようなリスクを持っているため、生命保険はお互いに助け合う精神(相互扶助の精神)で成り立っています。つまり大勢の人々がそれぞれにお金を出し合って、大きな共有財産をつくり、仲間に万一のことがあった場合にはその中からお金を支払い経済的にサポートする、という仕組みです。若い人も高齢者も同じ負担では、高齢者の方が死亡率が高いため早くお金が支払われ、若い人はなかなかもらえないという不公平が生じてしまいますが、生命保険会社では死亡率から年齢ごとに一定の保険料を算出し、公平に運営することで多くの契約者の保障を引き受けているのです。

 
生命保険は主に次の3つのリスクに対しての経済的サポートと考えられます。
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1.死亡のリスク
- 日々の生活を支える人に万一のことがあった場合の遺族の生活費やお子様の教育費などに対する備えで、公的保障だけでは不足する部分について死亡保障を中心に備えます。
- 2.病気やケガのリスク
- 病気やケガによる手術や入院は、医療費の負担のみならず、一家の働き手の場合には収入減に繋がったり、主婦の場合でも家事や育児に影響が出ることもあるでしょう。健康保険だけでは不足する部分について医療保険などで備えます。
- 3.長生きのリスク
- 年々平均寿命が延び、高齢者の割合も高まる傾向の時代。老後の生活時間は思った以上に長いものです。さらに公的年金の行く末も不透明である現在、老後生活資金準備には自助努力が不可欠。個人年金保険などを利用して準備します。
 
 
保険は決してリスクに対して万能ではありません。保障範囲には制限があります。あらゆるリスクに対しての経済的サポートが可能なものは貯蓄です。しかしながら、十分な貯蓄が準備できていない段階で一家の働き手を失うようなことがあったら、遺族の生活は立ち行かなくなってしまいます。また、あらゆるリスクに対しての資金を準備する、というのは簡単なことではありません。
例として養老保険と預貯金を比較してみましょう。養老保険は契約から一定期間の間に万一のことがあればその時点で死亡保険金が支払われます。満期まで生存していた場合には満期保険金が支払われます。つまり、保障機能と貯蓄機能を兼ね備えたものと言えます。預貯金だとそれまでに積立てられた元利合計額しか手元に残りませんが、生命保険では契約した時点から、払込んだ保険料の多少に関係なく約束された保障額を即座に受取ることができるため、「保険は四角、貯蓄は三角」と言われています。
| 〔 要点&ワンポイントアドバイス 〕 |
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生命保険は人生の中でさまざまなリスクに直面した場合に、経済的サポートとなるもので、同様のリスクを抱える大勢の人の相互扶助の精神で成り立っています。 |
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生命保険がカバーする主なリスクは死亡、病気・ケガ、長生きのリスクです。これらのリスクに対しての保障は公的年金や健康保険などがベースになっています。自分にとってはどのくらいのリスク(=金額)なのかを数値で把握し、公的年金や健康保険だけでは不足する部分を生命保険で補填すると考えましょう。 |
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生命保険は万能ではありません。一方預貯金ですぐに、そして十分にリスクに備えることは大変困難です。保険と貯蓄の両方で、それぞれの長所を生かして、バランスよくリスクに備える準備をしていきましょう。 |
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ファイナンシャルプランナーCFP® 高田晶子
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