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■ 生命保険の見直し時のポイントは?


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●保険の見直しは必要なの?


保険は何のために入るのか、といえば人生のさまざまなリスクに備えるための一つの手段、でしたね(参照「何のために保険はあるの、何に合わせて考えればいいの?」)。そして、環境が変わったり、自分や家族の年齢が変わったりすることで、自分をとりまくリスクにも変化が生じます。ライフプランを立てて将来をも見越した保険にきちんと入っていたとしても計画どおりに人生が進むとは限りません。リスクに変化があれば、それに備える保険も一緒に見直す必要がありそうですね。


●見直しを考える時期


まずライフスタイルがかわったとき。例えば脱サラして自営業になった場合には、保障のベースとなる社会保険が変わります。自助努力で準備しなければならない保障が増える場合が多いでしょう。また、念願のマイホームを購入したとき。住宅ローンを借入れた場合には通常借入額相当の死亡保障(団体信用生命保険)に加入しますので、保障が重複してしまいがちです。このような場合には従前の保障を減らせば無駄がなくなります。

一人一人のライフプランによって見直しを考えるべき時期は異なりますが、一般的な世代ごとの保険の見直しの流れは次のようになります。

世代 保険の見直しの流れ
20代 生命保険に初めて加入。ケガや病気に対する保障に重点を。
30代 結婚、出産で家族への責任が重くなるため死亡保障を増やす。あわせて子供の教育資金住宅購入の準備も。
40代 住宅ローン、教育費の出費の多い時期。大きな死亡保障がもうしばらく必要なので無駄なく保険料を抑えて保障を確保。老後生活資金の準備も視野に入れ始める時期。
50代 子供の独立で家計の負担は減少し、必要な死亡保障も少なくなる時期。老後を視野に入れ、重点を死亡保障から老後の医療保障介護保障へ移していく。老後生活資金の準備のラストスパート期間でもある。
60代 医療保障介護保障の最終的な見直し時期。


●見直しの手順


保険の見直しのポイントは、保険選びの基本に立ち戻って自分に適した保険に変更したり、入りなおしたりすることです。次の点をチェックし、問題がある場合にはそれぞれにいくつかの解決策があります。現在の保険を解約して別の保険に入り直すことも一つの方法ですが、現在の保険を生かして見直しができないかも検討しましょう。

世見直しのポイント 保険の見直しの流れ
目的にあった保険種類になっているか?
1. 特約で必要な保障を付加する
2. 転換し別の保険に入り直す
3. 新たな保険に入り直す
保障額が不足していないか?
1. もとの保険を増額したり、定期保険特約などを中途付加し保障額を増やす
2. 転換し別の保険に入り直す
3. 新たな保険に追加加入する
保障額が多すぎないか?
1. 保険金額を減額する
保険期間が不足していないか?
1. 特約の型を変更し保険期間を延長する
2. 新たな保険に入り直す
保険料の負担が重くないか?
1. 必要ない保障があれば解約する
2. 保険期間を短くする
3. 保険料払込期間を延長する

なお、保険会社や保険種類によっては取扱いできないものもありますので、各保険会社へ確認の上選択肢を考えてください。


●保険見直しのための諸制度


 現在入っている保険を見直す場合には、次のような方法を利用することができます。

方法 詳細
契約転換制度 現在の契約を解約せずに転換価格責任準備金配当金など積立てられている金額)を同じ会社の別の契約の一部に充当する方法。転換価格が充当されるので、新規に契約するより以降の保険料を安く抑えることができる。ただし転換時の年齢、保険料率で保険料が再計算される点に注意。
払済保険への変更 保険料の払込みを中止し、そのときの解約返戻金をもとに元の保険の保険期間を変えずに元の保険と同じ種類の保険(または養老保険)に変更する方法。ただし、特約は消滅する。
延長(定期)保険への変更 保険料の払込みを中止し、そのときの解約返戻金をもとに死亡保障のみの定期保険に変更する方法。ただし、保険金額は元の契約と同額で、保険期間は元の契約より短くなる場合もある。特約は消滅する。


〔 要点&ワンポイントアドバイス 〕
ライフプランやライフステージの変化により自分をとりまくリスクも変化します。また、新たな生命保険が発売され、より自分のニーズに合ったものが出る場合もあります。保障内容、保障額が適切かを自分自身の変化に応じて見直していきましょう。
ライフプランやライフステージの変化により自分をとりまくリスクも変化します。また、新たな生命保険が発売され、より自分のニーズに合ったものが出る場合もあります。保障内容、保障額が適切かを自分自身の変化に応じて見直していきましょう。
保険の見直し方法は新規に入り直すのみならず、現在の保険を一部変更することで対応できるかもしれません。新規加入は年齢があがっていることもあり保険料負担は増えがち。まずは今の保険を生かすことができないかを検討してみましょう。

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ファイナンシャルプランナーCFP® 高田晶子

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