レンタカーでのチャイルドシートや車酔いする家族とのドライブのときの、ハプニング対応事例

2000年4月から4歳未満の乳幼児を自動車に乗せるときはチャイルドシートを使用しなければならなくなっている。もちろん乳幼児をお持ちの方なら知っているだろう。注意しなければならないのがレンタカー。チャイルドシートの使用義務づけはレンタカーにも適用されるため、うっかり忘れると反則切符を切られることに。もちろんレンタカーを借りるとき、チャイルドシートも一緒にレンタルすればいいのだが、問題は予約。事前にチャイルドシートをリクエストしておけば、間違いなく借りられる。しかしその場で申し込んだ場合、無い場合も。

こうなるとレンタカーを借りても仕方ない。最善の方法は、その場で他のレンカター会社に予約を切り替えること。違約金を払わなければならないこともあるけれど、空港など隣同士でレンタカー屋さんが並んでいるような時は融通しあってくれることもあるようだ。諦めず粘ってみよう。それでもダメなら、タクシー。なぜかタクシーはチャイルドシートの使用が義務づけられていないため、乳幼児でもそのまま乗せることが可能。この時はヒザなどに抱っこしないように。リアシートの中央に座らせ2点式のシートベルト（お腹の部分のベルト）をするのがベスト。

もし旅行好きでレンタカーや、親戚の自動車などに乗せてもらう機会が多いなら、ベストタイプのチャイルドシートを用意していけばいい。文字通りベストのような形状をしており、普通の3点式シートベルトにセットする。このタイプのチャイルドシートも認定されており、使っていれば違反にならないで済む。しかも安全性だって決して普通のチャイルドシートにヒケを取らない。カー用品店や日産のディーラー（日産の純正パーツ扱い）などで販売しており1万円前後で入手出来る。このチャイルドシートを持っていれば、いつでも車に乳幼児を乗せられます。

家族の車酔いに悩まされている人は意外と多い。なかでも8歳～15歳くらいのお子さんは酔いやすいようで、車での外出を断念しなければダメなケースも少なくない。しかし車酔いはそれほどガンコでなく、対策も簡単だ。あまり知られていないことながら、車酔いには2つのタイプがある。

第一は本物の"酔い"。条件次第では誰でも発症してしまう。もう一つはニオイ。車の中は独特のニオイがするため、それに反応してしまうワケ。主因はタバコといわゆる"自動車臭さ"で、窓を開けて走ると少しは我慢できる。

原因さえ解ってしまえば対策は簡単だ。まず本物の"酔い"から説明しよう。このタイプの酔いに対しては、運転方法の改善と市販の酔い止めが絶大な効果を発揮する。酔い止めは市販のもので良く、乗る前30分くらいに服用すればいい。最も効くのはアンプルタイプ。激しい船酔いにも効果があるくらいだ。その上で「スムースなアクセルとブレーキの操作」をする。急激な加速や減速が三半器官に最も響く。丁寧に運転すれば、ずいぶん酔いは低減するもの。曲がりくねった峠道をドライブコースから除外すればベスト。

ニオイで酔う場合は、原因を断つことから始める。ニオイの主犯はカビとタバコのヤニ、そして新車特有のニオイだ。まずカビ。冬場はヒーターによって連日熱風消毒されるのだが、湿気のある初夏に猛繁殖する。この対策には消臭・除菌剤を使う。こういったタイプのスプレーはカー用品店に行くと600円前後で売っており、かなり有効。カビを防止するのと同時に、子供が最も嫌うタバコのニオイも消してくれるため（家族に酔う子がいるなら絶対車内でタバコは吸わないこと）、これだけで相当効果があるようだ。それでも「臭くてダメ」というお子さんがいれば、脱臭効果のあるカーノンスメルのようなニオイ取りと空気清浄機を併用する。すすめたいのはお子さんと一緒にカー用品店に行くこと。好きなニオイを選ばせるのだ。