9 親の老後と介護
親との暮らしを考える
- まず同居か別居か話し合おう
- バリアフリー住宅への融資
- 高齢になると医療保障はかかせない
- 施設入居
- ケアハウスは公的な有料老人ホーム
- 有料老人ホームは利用権を買うシステム
- 毎月かかる管理費と食費
- 退去すると入居金が一部返還
親が介護状態になったとき
- どんな介護体勢をとるか
- 公的介護保険の保険者は各地方公共団体
- 40歳以上が加入
- 要介護は介護状態でランク分けされている
- 第1号、第2号被保険者の違いは
- 在宅サービス
- 施設サービスは種類もさまざま
- ケアプランの作成はケアマネージャーと相談
- 自己負担は1割
- 公的介護保険を補う民間の介護保険

目次ページ:執筆=畠中雅子
本文ページ:執筆=福田美紀、監修= 畠中雅子
監修者からのコメント
「健康で、長生きしたい」というのは誰もが願うことですが、長生きするにもそれなりのお金がかかります。加えて、病気にかかったり、介護が必要になった場合などを想像すると、お金の心配はつきません。年代によっては、自分の介護を心配する前に、両親の介護の問題で頭を悩ませるケースもあるでしょう。
そのような時代の中で、増え続ける医療費を抑えるために、健康保険制度にはたびたび改正のメスが入れられています。現役世代の医療費負担増はもちろん、医療費が無料だった時代もあった老人保健制度も、徐々に自己負担が重くなっています。将来的には、現役並みの負担になるのではないかという懸念さえ出てきています。介護が必要になったときに、金銭面での負担を軽減してくれる公的介護保険も、2005年には導入以来はじめての改正が加えられました。公的介護保険の改正の柱のひとつは、介護予防に力を入れるというものですが、手厚い制度といわれている公的介護保険も、「自己負担増」の方向で制度改正が行われてきています。
「介護を受けるようにはなりたくない」と思っても、将来、介護が必要な状態にならないと保証することはできません。そのため、健康で気力のあるうちに、公的介護保険の仕組みを勉強しておくなど、介護にまつわる知識を得ておくことも大切だと思います。合わせて、高齢期にはどこに住むのか、高齢者施設にはどのような種類があるのかを調べておくことも必要でしょう。そこでレクチャー9では、公的介護保険の仕組みや高齢者施設、介護施設などをご紹介します。

