節約・ライフプラン

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■ 傷害保険の役割は?

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●傷害保険はどんな時に役立つか

傷害保険は、さまざまな事故による傷害に対して保険金が支払われる保険です。通院や入院、手術、後遺障害、死亡時に補償しますが、海外旅行保険を除いて病気は補償しません。

「傷害」と聞くと、ケガを思い浮かべがちですが、有毒ガスによる中毒や窒息死、溺死、破傷風なども含まれます。逆に、保険金がおりそうでおりないのが、しもやけや日焼け、各種職業病など。判断の基準となるのは、「急激」「偶然」「外来(ケガの原因が体の外から来ている)」の3条件を満たすこと。対象となる事故がおきたとき、傷害保険から支払われるのは、死亡保険金や後遺障害保険金、入院保険金、手術保険金、通院保険金などです。

傷害保険には免責事項があり、故意や自殺、酒酔い運転、無免許運転、心神喪失状態、薬物中毒、犯罪または闘争行為、戦争、暴動、地震、噴火、津波、放射能汚染などによる事故は支払われないことになっています。


●傷害保険の特徴

生命保険や、損保でも扱う医療保険、がん保険では、保険料は年齢が高いほどアップし、健康状態が悪いと加入を断られることも。しかし、傷害保険では年齢や健康状態ではなく、仕事の危険度が保険料に影響します。また、入院・通院とも1日目から支払われるのも特徴です(入院は事故発生日より180日、通院は事故発生日から90日間)。通院は、生命保険のように退院後の通院に対して支払うという条件がなく、つまりは大きなケガでない場合でも支払われる点は利用しやすいでしょう。


●傷害保険の種類
普通傷害保険
国内外を問わず、家庭や職場、旅行中、通勤・通学の途中など、日常生活のさまざまな事故による傷害に対して保険金が支払われるのが「普通傷害保険」。補償対象を家族までひろげたものが「家族傷害保険」です。普通傷害保険に入っているのに、後述する「交通事故傷害保険」などに加入している場合は、補償のダブリです。より補償範囲の広い普通傷害保険で十分。

交通事故傷害保険
「交通事故傷害保険」は、国内外を問わず、主として交通事故による傷害を幅広く補償します。道を歩いていたり、乗り物に乗っているときの交通事故、駅構内(改札の内側)での傷害事故、道路通行中に建物からものが落ちてきたときの傷害、建物や乗り物の火災によって受けた傷害に対して保険金が支払われます。支払い事由が限定されるため、保険料は普通傷害保険に比べて大幅に安くなります。家族全部を補償対象としたのが、ファミリー交通傷害保険。

国内旅行傷害保険、海外旅行傷害保険
旅行保険には「国内旅行傷害保険」と「海外旅行傷害保険」があります。家を出てから帰宅するまでの傷害事故、賠償責任事故、携行品損害などが補償の対象となっています。「国内旅行傷害保険」の補償内容は普通傷害保険とほぼ同じですが、捜索費用や留守宅の盗難に備える特約もつけられます。「海外旅行傷害保険」は細菌性の食中毒や地震によるケガも補償され、海外で病気になった時のリスクも補償されるほか、旅行のキャンセル費用なども補償されるというのが特徴。多くの保険会社は海外でのトラブルに現地対応ができような体制をとっています。

レジャー・スポーツ保険
「ゴルファー保険」「テニス保険」「つり保険」「スキー・スケート保険(スキー・スノーボード保険」などがあげられますが、特定のレジャー・スポーツ中に発生した事故により、誤って他人を死傷させたり、他人の持ち物に損害を与えた場合の経済的リスクに備える保険です。また、そのレジャーやスポーツをしている最中の自分自身の傷害や用品の損害も補償します。ゴルファー保険では、アルバトロスやホールインワンを達成した時の思わぬ出費に対しても備えることができます。スキー・スケート保険やつり保険の場合は、家を出発してから帰宅するまでの事故もカバーします。

ストーカー保険
ストーカー被害が年々増加し、無視できないリスクとなりつつあります。一部の保険会社が扱う「ストーカー保険」は、ケガや賠償責任などの補償に加え、ストーカー被害を受けたときの証拠収集や警備にかかる費用を補償しているものもあります。顔のケガで手術した場合は入院・通院保険金が2倍支払われ、第三者からの加害行為やひき逃げなどによる場合は、死亡・後遺障害、入院、手術、通院とも倍額の支払いに。

〔 要点&ワンポイントアドバイス 〕
傷害保険はさまざまな事故による傷害に対して保険金が支払われる保険。
補償される「傷害」の判断基準は、「急激」「偶然」「外来(ケガの原因が体の外から来ている)」の3条件を満たすこと。
「普通傷害保険」をはじめ、「交通事故傷害保険」、「国内・海外旅行傷害保険」、レジャー・スポーツ関連の保険も傷害保険のバリエーションで、最近は他に「ストーカー保険」なども加わった。
傷害保険系に複数加入する際には、補償のダブりも発生しやすいので注意。


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ファイナンシャルプランナー 豊田真弓

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