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一般の方から、よく生保と損保ってどう違うの?と聞かれることがありますが、日本では、民間の保険は、大きく生命保険と損害保険に分けられ、それぞれ生命保険会社、損害保険会社によって商品が提供されています。これは、まず、商法が保険をこの2種類に分けて規定していて、保険会社の事業活動を監督する保険業法などの法令もこれを前提にしているからです。
ここで、生命保険と損害保険の定義を整理してみますと、以下のようになります。
「生命保険」…人の生死に関して一定の金額の保険金を支払う契約
「損害保険」…偶然の事故によって生じる損害に応じて保険金を支払う契約
また、生命保険・損害保険の商品、そして監督官庁や保険会社の関係を表したものが、以下の図です。
<監督官庁と保険会社との関係>

図からもわかるように、金融庁の監督下で、生命保険商品は生命保険会社が、損害保険商品は損害保険会社が扱うことになっており、自由化が解禁されている今は、生命保険会社が損保子会社を作って商品を企画・販売するというふうに、子会社による相互参入方式をとっています。これによって、生命保険の営業職員や代理店も、親会社の生保商品と、子会社の損保商品を合わせてお客さんのもとに提案できるようになってきています。

| ●人の生死に関して一定額の保険金が受け取れる生命保険 |
 
生命保険は読んで字のごとく、人が生きたり、亡くなったりすることに対して、契約時の保障額が支払われるものです。生命保険会社は、生命表という人の生死に関する統計を持っていて、それをもとに一生涯の保障などを提供できることになっています。

| ●偶然の事故についてその損害額に応じて受け取れるのが損害保険 |
 
一方、損害保険は、生命保険と違い、基本的には、原因が偶然の事故によるものを対象としていて、人に限らず、物が壊れたときなどの損害も含まれることになっています。また、受取額も被った損害に応じて決まるということも生命保険と違う大きな特徴です。自動車保険や火災保険は比較的身近な損害保険ですが、様々な偶然の事故に対応できるように、数多くの損害保険商品があります。

 
また、上の図で生命保険・損害保険の両方に交わっている部分は、いわゆる「第3分野」と言われ、第1分野の生命保険、第2分野の損害保険に続き、病気やケガや介護の分野を指します。この分野は、2001年から、生命保険会社でも損害保険会社でも同じ土俵で商品を提供できるよう、自由化されています。
注意したいのは、第3分野に該当するもののうち、ケガの保障を提供する損保の傷害保険は、偶然の事故によるケガが原因の死亡や入院・通院だけが補償の対象で、病気は対象外ということです。傷害保険は生命保険と同様に入院日額などが契約時に設定されていて、混同されやすいのですが、傷害保険だけでは、病気に対する保障は十分ではないので、心当たりがある方は、保険証券をチェックしてみましょう。
| 〔 要点&ワンポイントアドバイス 〕 |
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民間の保険には、大きく、人の生死に関して一定額が払われる生命保険と、偶然の事故による損害に応じて補填される損害保険の2種類があります。 |
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自由化が進んできて、生保商品も損保商品も合わせて提案されることが可能になりましたが、その内容の基本を抑えて、ダブりや無駄がないように注意することが必要です。 |
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特に医療保障のつもりで、損害保険の傷害保険に加入している人もよく見うけられるので、注意しましょう。 |
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ファイナンシャルプランナーCFP® 吹田朝子
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