節約・ライフプラン

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●災害  
上手な火災保険の入り方(持家の場合)
火災保険に入っていても地震のときは何ももらえない?
家を借りるとき借家賠に加入させられたのですが、これは何ですか?
火事で保険証券も焼けてしまいましたが保険金はもらえませんか?

●上手な火災保険の入り方(持家の場合)  

できれば新築し直せる評価額で、適正な保険金額のものに加入しましょう。

まず、火災保険に関する知識を整理してみましょう。火災保険の保険料は、建物の構造、所在地、評価額それに保険の種類などによって決まります。建物の構造というのは、木造か鉄筋コンクリートか、さらに細かく、木造でも屋根や壁は何でできているかで、A・B・C・Dと4種類に区切られます。次の所在地とは,建物の建っている場所ですが、1等地、2等地等と危険度によって分けられています。そして建物の評価ですが、建物の造り、使用している建材、建築年数などから、保険会社の基準に沿ってはじき出されます。

ここで頭に入れておきたいのは、建物の評価額の出し方には、時価と新価の二つあるということです。新価とは再調達価額とも言われるものですが、その建物の価値を現在新築だとしたら…いくらになるか、ということです。別 な言い方をすると、建物が丸焼けになったとき、新価なら、グレードは落ちるかもしれないけれど何とか似たようなものが手に入る価額と言えます。他方、時価は減価償却の考え方で、新価の価額から減価額を引いて設定します。

次に保険の種類ですが、一般の方がお住まいになっている建物なら、住宅火災保険・住宅総合保険・団地保険などが適切です。このうち団地保険は、鉄筋コンクリート、あるいはそれに類する集合住宅に住んでいるとき入るものですが、火災などの補償に個人賠償責任がセットできるようになっています。住宅火災保険と住宅総合保険は似ていますが、補償の対象範囲が違います。住宅火災保険は主に火事や落雷、爆発が対象ですが、住宅総合保険は火事や落雷、爆発はもちろん水害、台風、外部からの衝突、盗難、持出家財の損害までも補償の対象になります。ですから、木造のマイホームをお持ちの方なら、一番安心できる火災保険の付け方としては、建物の評価額を新価で設定して住宅総合保険にすることです。保険料はもちろん高めですが、いざ燃えたときの保険金支払いのことを考えると、逆にお得と言えなくもありません。

今は皆さんも保険の知識が豊富になってきて、あまり言われなくなりましたが、昔は俗に「焼け太り」ということがよく言われました。つまり、古くなった自分の家に火災保険を何本も付けておいて、火を放つ…、そうしたら保険金がガッポガッポと入ってきて笑いが止まらない!というわけです。しかし、保険会社はそうそう甘くはありません。例えば保険価額1,000万の建物に、合計3,000万になるように3社に分散して付けたとすると、その建物が全焼のとき3,000万支払われるかというと、そうはいかないのです。全焼による損害額が保険価額どおり1,000万だとしたら、3社それぞれ自分の会社の引き受け分に応じて1,000万を分け合って支払うことになります。ですから、保険はあくまでも、リスクに対する対策の一つと心得えて、適正額で加入しましょう。
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●火災保険に入っていても地震のときは何ももらえない?  

火災保険だけでは保険金額の5%の補償しか受けられないので、地震保険にも加入しておくと安心です。

阪神大震災の例に見られるように、地震に伴って火災が発生した場合には、火災保険の種類にもよりますが、保険金額×5%の補償があります。ただし、その条件としては、建物の場合は半焼以上、家財の場合は全焼または収容建物が半焼以上となっています。しかし、建物が半焼したということは、焼け残った部分は放水によって住めない状態であると想像でき、それに対し保険金額×5%とはありがたみ半減といったところでしょう。

関東大震災が起こった時代は、すべてが木造という家が多かったので、いったん発生した火事が風にあおられてどんどん広がったわけですが、現在は、鉄筋コンクリート系の建物や木造でも燃えにくい建材が部分的に使われたりしていますので、むしろ倒壊による損害のほうを心配すべきかも知れません。その点地震保険は、地震・噴火および、これらに伴う津波が引き起こした火災・損壊・埋没・流失などを補償するものですから、加入しておいたほうが安心といえます。木造ですと、保険料がかなり高くなるのがつらいところですが、地震保険は、住宅火災保険、住宅総合保険、団地保険などに付帯して付けます。その付け方は、建物・家財それぞれの保険金額の30〜50%の範囲内で地震保険の保険金額を定めますが、建物は5,000万円、家財は1,000万円が限度となります。 。
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●家を借りるとき借家賠に加入させられたのですが、
 これは何ですか?
 

万が一火災を起こした場合は、大家さんに対して損害賠償保険金が支払われる特約です。

不動産屋さんの紹介で家を借りるときは,契約と同時に火災保険に加入させられることも多くなっています。これは単に、不動産屋さんが保険の手数料を稼ぎたいからそうしているという理由だけではなく、もっと深いわけがあるのです。というのは、借りているほうにしてみると、家が燃えてもまた別 に住むところを探せばいいや…と気軽なところがあるかもしれませんが、それは間違いというもの。日本には、失火法という法律があって、ちょっとした不注意で自分の家から火を出して隣の家も燃えてしまった場合、隣家に対する賠償責任を免れることになっています。しかし、借りた家を燃やしてしまって返せないということになると、大家さんに対して民法上の賠償責任が発生してきます。それに対してつくられたのが、借家人賠償責任特約です。これは火災保険の特約ですから、家財に火災保険を付けるとき一緒に付けておきます。この特約を付けておけば、万が一火災や爆発事故を起こして、借りた家や部屋に損害を与えたとき、大家さんに対する損害賠償金が支払われます。大家さんにとってはとても大事な特約といえますが、借家人としての法的責任を果 たすという意味からもぜひ付けておきたいものです。
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●火事で保険証券も焼けてしまいましたが保険金は
 もらえませんか?
 

保険証券が焼けても保険金は支払われるが、手続きに時間がかかるなどデメリットもあります。

保険証券はとても大事なものです。耐火金庫の用意があれば、預金通帳などと一緒に入れておくことをお勧めします。火災に限らず、交通 事故あるいは病気入院にしても、保険事故が起こったときはまず保険会社に電話を入れるはずです。そのとき、事故の受付担当者は「証券番号を教えて下さい」と電話口で言います。この証券番号がわかれば、後は事故の状況を説明するだけで手続きしてくれます。ですから、たとえ証券が手元になくても、証券番号だけはわかるように、いつも携帯する手帳等に控えておくとよいでしょう。また、ちょっと空いた時間にでも、加入しているすべての保険証券を引っ張り出して、我が家の財産目録よろしく「保険管理表」を作ってみてはいかがでしょうか?項目としては、1.保険会社(電話番号も入れておくと便利) 2.証券番号 3.保険種類(保険証券の名称) 4.保険契約者 5.被保険者 6.保険の目的 7.保険金額 8.保険期間。この程度の項目なら、証券をぱっと眺めて書き込めると思います。もし、保険証券を焼失して何もわからなくなったときは、加入した保険会社や代理店などにすぐ連絡を取ることです。保険証券を無くしたからと言って保険金が出なくなることはありませんが、保険金を受け取るまでに時間がかかりますから、くれぐれも大切に保管しておきましょう。
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