●〜インターネット専業保険代理店が生命保険に関する意識と行動を調査〜
 不況下ますます重要視される「保険料」、
 マーケットアプローチのポイントは「女性」と「個人」
2003/4/23
 株式会社エヌ・ティ・ティ・イフ(以下NTTイフ、代表取締役社長:浅見訓男、本社:東京都千代田区)は、景気の低迷で消費者の節約志向が強まるなか生命保険に対する直近の消費者意識と行動の実態把握のため、本年はじめから日本全国に在住する一般生活者を対象にした調査を実施した。

―――調査結果の概要―――

 調査対象の一般生活者については、20〜69歳までの成人男女のインターネットリサーチモニターに対し、事前に性・年齢を基準に対象者を抽出してアンケートを行った。また、回収段階で全国の性・年齢の人口構成比に準拠するように設定した。性別は、ほぼ同比率(2000年国勢調査の平均は、成人男性49.9%、成人女性50.1%)で、20歳代 〜60歳代の各年代でそれぞれ20%前後の構成比となっている。高齢化社会を迎えて保険ニーズも拡大しており、従来生命保険の調査対象としては見逃していた「50〜60歳代」を特に意識した構成とした。
 まずは、生命保険の契約実態として、現在の厳しい家計を表すかのように、保険加入のきっかけにも、見直しの基準でも、また、加入した自分の保険の評価にも「保険料」が影響しており、保険ニーズが、「保障内容よりも保険料」にあることが浮き彫りにされた。一方で、商品内容理解による加入理由は上昇傾向にあるものの、「営業マンの熱意」「個人的つながり/会社の信頼感」といった「感情的理由」が未だ根強く存在していることも再認識できた。
 生命保険の見直し実態では、見直し方法として保険会社変更がポピュラーな手段となっており、生命保険選びに会社ブランドはあまり影響しない、という図式を認識できた。
 調査結果から浮かび上がってきた生命保険マーケットの未開拓分野としては、特に理由を持たないまま生命保険未加入となっている人が多い「女性」が挙げられる。また、契約チャネルへの評価や保険情報入手経路の結果から、保険検討/加入行動の‘個人化’が進んでいる様子も窺われた。

 この他、本調査では200項目以上にわたる豊富な集計データに基づき、生命保険のマーケティングについて様々な視点から分析を試みている。

―――特徴的な調査結果―――
1. 保障内容よりもまずは「保険料」
調査対象者のうち主契約生命保険を見直したい人は6割強、新たに加入を考えている人は、4割強であるが、男性は若年層ほど新規追加保険加入意向が高くなるのも比較すると、女性では見直し意向も、新規追加保険加入意向も低いという結果が出ている。見直し意向・新規追加保険加入意向のある人もない人も、その理由として多くの人は「保険料」を挙げている。(これ以上保険料をかけられない、など)
また、見直しした生命保険の加入(再加入含む)後の満足・不満点の分岐点は、保障内容ではなく、実は「保険料(の軽減化)」となっている。

1-1: メイン保険意識〜全体傾向
1-2: メイン保険意識〜性・年代別傾向
1-3: 見直し理由
1-4: 新規生命保険非加入意向理由(見直し意向有り)
1-5: 新規生命保険非加入意向理由(見直し意向無し)
1-6: 見直し加入保険満足度
1-7: 見直し加入保険満足点
1-8: 見直し加入保険不満点

ダウンロードはこちら(PDFファイル:85Kb)

2. 加入理由として有力な「感情的理由」
生命保険の加入理由を見ると、中には男性若年層で「保障内容がよかった/保険料の安さ/割引がある」といった‘商品内容理解’ に因るものが高いが、高年齢層では、「営業マンの熱意」といった‘感情的理由’が挙がる。
女性に焦点を当てても同様に、「個人的つながり/会社の信頼感」など、‘感情的理由’が「保険料の安さ」といった広義での‘商品内容理解’に因るものに平行して挙がる。

2-1: メイン保険加入理由〜全体傾向
2-2: メイン保険加入理由〜性・年代別傾向

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3. 保険会社ブランドへのロイヤリティは低下
生命保険見直し経験者では、保険会社を変更するケースが最も多く、保険会社ブランドの影響力は低下してきている。

3-1: 見直し変更内容〜全体傾向
3-2: 見直し変更内容〜性・年代別傾向
3-3: 見直し変更内容(詳細)

ダウンロードはこちら(PDFファイル:64Kb)


4. 生命保険マーケットの未開拓分野、「女性」
保険非加入者の非加入理由では、‘生命保険の必要性を感じない’が約1/4。特に、女性の非加入理由では、‘特に理由がない’が約1/4。このようなさしたる理由を持たないまま非加入を続けている女性層に生命保険の必要性を説くことがマーケット拡大につながると想像される。

4-1: 生命保険非加入理由〜全体傾向
4-2: 生命保険非加入理由〜性・年代別傾向

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5. 保険検討、加入行動の‘個人化’
見直し時での情報源は、全体では営業職員が高いが、若年層ではインターネットやパンフといった比較的中立な商品情報で高い。女性の若年層に注目すると、友人・知人など親近情報が傾向的に高い。
見直しの決定者は本人のみと配偶者とほぼ半々。
従来の同様の調査と比較すると、保険検討や実際の加入行動において個人化が進んでいる様子が窺われる。
5-1: 見直し時比較検討情報〜全体傾向
5-2: 見直し時比較検討情報〜性・年代別傾向
5-3: 見直し時判断者〜全体傾向
5-4: 見直し時判断者〜性・年代別傾向

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■ 調査の概要
調査目的 生命保険に対する直近の消費者意識と行動の実態を明らかにし、今の生命保険マーケットへのアプローチを検討する基礎資料とする。
調査対象 日本全国(インターネット調査モニターに登録している対象者)
標本数 約500件
標本抽出方法   20〜69歳までの成人男女のインターネットリサーチモニターに対し、事前に性・年齢を基準に対象者を抽出してアンケートを行った。また、回収段階で全国の性・年齢の人口構成比に準拠するように設定した。
調査方法 インターネット調査
実施年度 2002年度

■主な調査項目
生命保険の契約実態(加入生命保険会社、加入保険種類、契約方法、加入のきっかけ、加入重視ポイントなど)/生命保険の見直し実態(現保険見直し意向、見直し経験、見直し変更内容、見直しのきっかけなど)/興味のある運用型保険商品ニーズと商品理解度(運用型商品理解度、興味度など)/契約チャネル別の評価と期待(営業マンセールス評価・サービス評価、メール・メールマガジン配信評価、ライフプランナーによる相談・コンサルテーション受容意向など)/プロフィール分析 (性別・年代・結婚・子供有無・世帯主確認・家族構成・家族人数・職業・住居形態)


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