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2001年はがん保険に大きな変化がもたらされた年でした。それまでは外資系生保と中堅の国内生保だけが販売してきたがん保険でしたが、1月には損保系生保と大手国内生保、7月には損保会社に解禁されました。その結果多数の保険会社が新商品を発売。従来のがん保険とは発想の異なるユニークな商品も登場し、特徴ある商品が増え、ラインナップが充実しました。まずはがんの現状をデ−タで見てみましょう。
若いうちは女性、年齢が上がると男性が高い、がんの罹患率
がんは、若い頃は男性よりも女性の罹患率が高いことが わかります。しかし、50代になると逆転して男性の罹患率がうなぎ登りに急増します。
「地域がん登録の精度向上と活用に関する研究」(平成10年度報告書)
早期がんならほとんど大丈夫 5年後生存率は高い

医療技術の進歩により、早期がんで治療を行った人の 5年後生存率は高くなっています。今や「治す病気」といえます。
最近のがん保険の特徴を整理してみましょう。
傾向1 : 「定額払い」タイプの他に「実費保証タイプ」が登場
がんと診断されたときに診断給付金、がんで入院したときには入院給付金と、所定の状態になると一定額が支払われるのが「定額払いタイプ」です。ほとんどのがん保険がこのタイプに該当します。一方、かかった入院治療費を全額負担するという新型がん保険が「実費補償タイプ」。扱っているのは、今のところセコム損害保険1社のみです。診断給付金は定額で受け取れますが、入院治療費は病院の了承を得られた場合には、かかった分を保険会社が直接病院へ支払ってくれます。治療は自由診療が前提です。
傾向2 : 終身型でも解約払戻金がないタイプも
がん保険には、一定期間を保障する定期型と、一生涯保障が続く 終身型があります。終身型はどうしても保険料が高めになりがちですが
1: 解約払戻金を低く抑えるかまたはゼロにする
2: 死亡保険金が小さいかゼロにする
ことにより、保険料を低く抑えたタイプも登場しています。
傾向3 : 「診断給付金」も多様に
がん保険の大きな特徴の1つが、がんと診断されたときに「診断給付金」が受け取れることです。診断給付金は1回、2回、あるいは何度でも給付(以前の給付から一定期間経過することが条件)などの給付回数、金額は厚めかどうかなど選択肢がひろがっています。細かくみると、「がんと診断されて入院すること」など給付の条件が限定されているものもあります。
傾向4 : 上皮内がんでも保障
上皮内がんはまだ悪性とは診断されない初期のがんですが、 現在の商品は、この上皮内がんであっても保障の対象になります。
同じ定額払いタイプであっても、各商品で保障内容に差があり、保険料だけで比べることは難しくなってきました。保障内容の充実は今後もますます進むと見られます。自分にとって必要な保障を見極め、さらに内容をよく吟味して選ぶことが大事です。